フラワーサイコロジー研究所&のぞみ発達クリニック
フラワーサイコロジー研究所の浜崎英子先生がのぞみ発達クリニックにおいて「花と心の教室」を開催、クリニックの子どもたちと保護者の方8組が参加しました。
セラピーが始るまでは不安そうにしていた子どもたちも、浜崎先生のお話を聞きながら、花のにおいをかいだり、葉をちぎったり、枯れ木を曲げたり、折ったりしながら、思い思いの作品を仕上げてくれました。
1時間以上、時を忘れるほどの集中力に本当にびっくりさせられました。花や葉、枝の香り、みずみずしさ、枝を切ったときの感触、器に挿していくときの感覚、お花にこれほど五感を刺激する力があるとは本当に驚きです。
以下は、浜崎先生とのぞみ発達クリニック東、黒田(臨床発達心理士)早川(ST:言語聴覚士)の「ワイワイガヤガヤ会」語録です。
浜崎:今日はいかがでしたか?
早川(ST):私は、子どもたちのうしろで見ていただけなんですが、つい、思った通りにしてもらいたくてウズウズしてしまいました。「あ~、その花瓶にはもうお花は入らないのに、、、ああ、、倒れちゃう、って、、」
東(心理):子どもにとっては、花瓶にもう花が入らない、とか、一杯入れると倒れちゃうって経験をさせることが大事なんじゃないかな?
入れようと思っても、入らない時の手の感触とか、力の入れ具合とかが重要で、それを感じる前に『入らないよ』って言ってしまうとと、感触も運動感覚も経験できなくなるから、本人が苦労しているときに『入らないね』って一言をかけるといいんじゃないかな?
早川(ST):トマセロの実験(解説1)で言われていることばを学ぶタイミングと共通しているように思います。
東(心理):これまでの療育って、言語とか運動とか、認知とか、それぞれの能力を一つ一つ把握して、直接的に訓練すればいいって考えですすんできたと思うけれど、学ぶ上で本当に大切なのは動機づけだってことを忘れないようにしたいですね。
そのためには如何に魅力的な環境を用意できるかが勝負なのですが、今日のセラピーでは、浜崎さんが、花の香りをかがせたり、葉をちぎったり、枝を折ったりすることで、子どもたちの五感に訴える方法を使っていて、とても刺激的で魅力的な活動だったと思います。
黒田(心理):指導計画を眺めていると、直接的な指導になってしまいがちですね。心理や言語は「発達アセスメント」をする立場にいることが多いので、子どもがわかっているかどうか、つい結果を求めてしまう癖があるかもしれませんね。
早川(ST):たしかに、音楽療法とかアニマルセラピーでは、確かめる、とか結果を求める、ってあまりしないイメージがありますね。
東(心理):いけばなでもアニマルでも、「見て」っていわなくても、見てくれるのがいいですよね。刺激が自然と入っていくのがうらやましい。音や香りは「聞いて」とか「かいで」なんて言わなくても刺激として入力されていくのがいいんですね。きっと。存在、そのものが刺激になるってことがうらやましい。私たちなんか、一生懸命教材を作っても見向きもされないことがありますからね(笑)。
浜崎(FT):意識させないことがよいのかもしれませんね。無意識の部分に訴えかけているということでしょうか。
・・・・お花に包まれての反省会は、いつもと違い疲れを感じさせない不思議なひとときとなりました。・・・・
セラピーが始るまでは不安そうにしていた子どもたちも、浜崎先生のお話を聞きながら、花のにおいをかいだり、葉をちぎったり、枯れ木を曲げたり、折ったりしながら、思い思いの作品を仕上げてくれました。
1時間以上、時を忘れるほどの集中力に本当にびっくりさせられました。花や葉、枝の香り、みずみずしさ、枝を切ったときの感触、器に挿していくときの感覚、お花にこれほど五感を刺激する力があるとは本当に驚きです。
以下は、浜崎先生とのぞみ発達クリニック東、黒田(臨床発達心理士)早川(ST:言語聴覚士)の「ワイワイガヤガヤ会」語録です。
浜崎:今日はいかがでしたか?
早川(ST):私は、子どもたちのうしろで見ていただけなんですが、つい、思った通りにしてもらいたくてウズウズしてしまいました。「あ~、その花瓶にはもうお花は入らないのに、、、ああ、、倒れちゃう、って、、」
東(心理):子どもにとっては、花瓶にもう花が入らない、とか、一杯入れると倒れちゃうって経験をさせることが大事なんじゃないかな?
入れようと思っても、入らない時の手の感触とか、力の入れ具合とかが重要で、それを感じる前に『入らないよ』って言ってしまうとと、感触も運動感覚も経験できなくなるから、本人が苦労しているときに『入らないね』って一言をかけるといいんじゃないかな?
早川(ST):トマセロの実験(解説1)で言われていることばを学ぶタイミングと共通しているように思います。
東(心理):これまでの療育って、言語とか運動とか、認知とか、それぞれの能力を一つ一つ把握して、直接的に訓練すればいいって考えですすんできたと思うけれど、学ぶ上で本当に大切なのは動機づけだってことを忘れないようにしたいですね。
そのためには如何に魅力的な環境を用意できるかが勝負なのですが、今日のセラピーでは、浜崎さんが、花の香りをかがせたり、葉をちぎったり、枝を折ったりすることで、子どもたちの五感に訴える方法を使っていて、とても刺激的で魅力的な活動だったと思います。
黒田(心理):指導計画を眺めていると、直接的な指導になってしまいがちですね。心理や言語は「発達アセスメント」をする立場にいることが多いので、子どもがわかっているかどうか、つい結果を求めてしまう癖があるかもしれませんね。
早川(ST):たしかに、音楽療法とかアニマルセラピーでは、確かめる、とか結果を求める、ってあまりしないイメージがありますね。
東(心理):いけばなでもアニマルでも、「見て」っていわなくても、見てくれるのがいいですよね。刺激が自然と入っていくのがうらやましい。音や香りは「聞いて」とか「かいで」なんて言わなくても刺激として入力されていくのがいいんですね。きっと。存在、そのものが刺激になるってことがうらやましい。私たちなんか、一生懸命教材を作っても見向きもされないことがありますからね(笑)。
浜崎(FT):意識させないことがよいのかもしれませんね。無意識の部分に訴えかけているということでしょうか。
・・・・お花に包まれての反省会は、いつもと違い疲れを感じさせない不思議なひとときとなりました。・・・・